深層筋鍼法(療法)の考え方とその施術

筋肉・腱の病気がどのように進行していき、その治療法はどうするのかについて 説明してゆきます。 深層筋療法(鍼法)の根幹になっている部分。

深層筋療法による鍼は、肩こり、五十肩、腰痛や坐骨神経痛、ひざ痛、 パソコン病、線維筋痛症など慢性に経過してゆく筋肉・腱の病気に効果的です。

治し家鍼灸院

深層筋の硬直・マヒについての症状

第1段階 一時的な硬直

表層筋、深層筋・腱も筋肉・腱は、疲れてくると硬くなります。使いすぎても使わなすぎても硬くなります(硬直)。

また姿勢が悪いなどで、まちがった姿勢で使っていても硬くなります。 内臓が悪くても内臓の異常反応としても筋肉・腱は硬くなります。

これがいわゆるコリ。 軽症では一時的に硬くなるだけで、休憩すればひとりでに元の筋肉にもどります。

第2段階 拘縮

しかし、硬直する原因をそのままにしておくと硬直が続き、拘縮とよばれる慢性のコリとなります。 筋肉の中には血液を運ぶ血管や神経が通っています。

拘縮の段階では、血管が圧迫されて血液の流れが悪くなる程度で、神経が働かなくなることはありません。

第3段階 深層筋のマヒ

しかし、拘縮が続くと拘縮した筋肉・腱に鍼を刺しても感じないマヒ状態の筋肉・腱になってゆきます。 これが私がマヒと呼んでいる筋肉の状態。

特にマヒは深層筋・腱・骨膜に起きてきます。 筋肉・腱がマヒすると筋肉・腱の中を通る神経伝達もうまくゆかなくなります。 それで鍼をしても何も感じないようです。

筋肉

第4段階 表層筋の痛み・炎症・動きの障害

深層筋がマヒする(鍼しても感じない状態)と、表層筋には痛みや炎症や動きの障害が起きてくるようになります。 ついには表層筋も働かなくなってしまいます。

その時、五十肩やギックリ腰、坐骨神経痛、ひざ痛などの急性症状がでて、腕や腰、ひざが突然動かないといった症状 が現われてきます。

本人は突然痛くて動かなくなったように感じるかもしれませんが、実は、このようになるまでには、第一~第三までの準備段階が あり、ゆるやかに悪化する経過をたどってきたわけです。

第5段階 慢性の痛み・可動域障害

そして炎症がおさまり急性症状がよくなった後は、五十肩や腰痛、坐骨神経痛、ひざ痛が慢性になってゆきます。 慢性になると常に痛み、重さ、冷え、動きの異常などの症状がつきまとうようになります。 こうして慢性病の症状は悪化していきます。

身体の痛みが慢性化・悪化していくと、パニック障害やうつなどに発展することもあります。

筋肉・腱の症状

深層筋鍼法は深部を直接治せる

手技では、その深層筋がマヒしているかどうかわかりません。分かる方がいても、その感覚を後世に伝えていくのはムズカシイでしょう。

手技で5cm、10cm深いところに刺激を正確 に届かせることは、むずかしいのです。

鍼は、二千年前の昔からある道具です。鍼の材質、太さ、長さなどの進化はあるにしても基本的な原型は変化することなく、病気を治す道具として古来から使われてきました。

なぜなら、筋肉や腱などのからだの内部にある器官を直接治すのにこんなにすぐれた道具はないからです。お客様の体型・筋肉・症状にあわせて 鍼の長さや太さを変えることで浅部にも深部にも入れることができます。

また、からだの中に入れても血もでないし、 悪いところを直接鍼でふれて治療できるのですから。 しかもシンプルで安い。医療費も安くてすみますから、深層筋鍼法のやり方さえ修得すれば、世界中の医療機関で使えます。

深層筋鍼法

鍼は筋肉の内視鏡

私の鍼の考え方は、「鍼は筋肉の内視鏡」です。 筋肉・腱の治療道具として、今後も鍼以上に有効な器具はでてこないのではないかと思います。

マヒしている中心をポイントに鍼をする

深層筋のマヒをとるには、マヒしている場所をみつけて、その部位の中心をさがして、そこを鍼のポイントにして深層筋鍼法を 行ないます。

虫めがねの原理

ちょうど虫めがねの焦点を1点にあわせて太陽のエネルギーを集めると、紙が燃えてくるのと同じです。

マヒがとれてくるとひびきが起こる

マヒしている場所の中心を1点にしてそこに鍼を入れて、エネルギーを集め、コリを溶かすように鍼を操作します。しばらくすると患者さまは、鍼をしている感じがわかってきて、「ひびき」と呼ばれるズーンという感覚がでてきます。

ひびきは、マヒがとれてきて、コリがゆるんできたサインです。ひびきがでてきたら鍼を抜きます。すると今まであった痛みや動きづらさが改善されています。 これが、治し家鍼灸院の「深層筋鍼法」のマヒをとる鍼のやり方です。

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