老化を防止して若返る ~日本文化の持つ長寿法~前編

2011年11月12日に、熱海のニューフジヤホテルで講演させていただきました。
呼んでいただいたのは、社団法人 日本フォークダンス連盟民謡部会です。

参加者は、100名。北は岩手・秋田、南は鹿児島まで全国から民謡の最高レベルの指導者が集まっておられました。
話のテーマは「老化を防止して若返る ~日本文化の持つ長寿法~」でした。

以下は、角谷院長が実際に行なった講演録です。


2011年11月12日 日本フォークダンス連盟 講演
老化を防止して若返る ~日本文化の持つ長寿法~

<1> 文化

■からだと心の治療院 治し家

西荻窪と藤沢で「からだと心の治し家」という鍼灸治療院を運営しています。
「治し家かどちん」です。
今日は皆さんの悩みを解決しながら、もっと若返ってゆく秘訣をお話ししてゆきたいと思います。
といっても皆さんは、若返る秘訣をすでに実践されていてお若いですから、今日は一緒により元気になってゆきましょう。

■苦痛が悩みを出す

私の専門は、からだと心の治療なので、まずは、みなさんの苦痛や悩みを出していただいてお話ししながら、実習しながら、それを解決してゆきましょう。
つらいところ、悩みのある方は手をあげてください。

■日本を世界に知らせた今年の二大ニュース

ところで、今年2011年は、大変な年でしたね。

今年のニュースといいますと、もちろん3月11日の大震災ですね。
これが悲しいニュースの一つだとすると、6月の女子サッカーのワールドカップで「なでしこジャパン」が優勝したことは嬉しいニュースの一つですね。

この二つの大変なニュースは、世界中の人々に伝わりました。そして日本という国の素晴らしいところが知られることになりました。

■奇跡の国、日本

南米のコロンビアに暮らしている友人が居候しているので、彼に日本という国のことをどのような海外の人が見ているのかを聞いてみました。
日本のことを一言でいうと「日本は奇跡の国だ」ということです。

日本は太平洋戦争に負けても、奇跡の復興を遂げ、世界第二位の経済大国になったことは、南米の国々の憧れだそうです。
アメリカ人になりたい人はいなくても日本人になりたいと思っている人は多くいるといいます。

今回の大震災でも、東北では略奪も暴動も起こることなく、秩序を保って、みんなが助け合っていたことは世界の人々の感動を生みました。
自衛隊の物資が届いても、「自分達よりももっと困っている人たちがいるから、その人たちに先にあげてください。」といって相手を優先する国民性。
中国人の留学生が働いていた会社の社長は、自分は津波に飲み込まれても留学生を先に避難させた話など。

その後の国民みんなでの助けあいは今も続いています。

■道徳で社会を治めている国

威嚇で社会を治めるのではなく、道徳が社会を治めているそのような国が日本です。
まず、日本人の長寿は、このように安全で助け合い、相手を大事にしてゆく個を作り上げてきた文化、国民性がベースにあるからだと思います。
命の危険があって、いつも不安や怯え、恐怖で緊張している国に長寿なんてありえないですよね。

■なでしこジャパン優勝と日露戦争

なでしこジャパンがワールドカップで優勝しました。
これは感動でしたね。
一度も勝ったことのないドイツに勝って決勝ではアメリカにPK戦で勝ちました。
この優勝でも日本の優勝はミラクルと言われました。

日本が日露戦争で大国ロシアを破ったことは、世界の人に知られています。
日本海大海戦では、春日という巡洋艦が先頭に立って戦ったそうです。

その春日は、日本がアルゼンチンから買った戦艦で、その戦艦には、アルゼンチン海軍のガルシアという大佐が乗っており、日本を助けたそうです。
その時に日本人の持つ連帯感、芯の強さ、用意周到さ、日本の知恵に感心したといいます。

弱者が強者を破る。これほど痛快なことはありません。
小さな国日本が、大国のロシアに挑み勝利した。
この事実はロシアに支配されていたトルコや他の国にも大きな影響を与えました。

■知恵の国日本

「柔よく剛を制す」という柔道の言葉がありますが、日本のもつ、小必ずしも弱ならず、知恵を出せば弱は強に勝つ。
日本の知恵が、日露戦争ばかりでなくウォークマンのソニーや車のトヨタなど数々の日本の奇跡を作ってきたといえます。

またひとつ、日本女子サッカーなでしこジャパンも日本の奇跡に加わったようです。

日本がもっている他の国にない特色やいいところが世界一の長寿国、日本を作ってきたようです。

■外国人が知っている日本

外国人に日本というとどういう言葉を知っているかを尋ねてみると、「芸者、侍、寿司、酒、ソニー、トヨタ、ハラキリ、広島、長崎」とう言葉が返ってくるそうです。
最近は、「ドラゴンボール」が入ってきます。ドラゴンボールやドラえもんは世界中で放映され、アニメや漫画は世界の日本文化となっています。

■妻にしたい№1は日本人女性

それに、世界の妻にしたい№1は日本人女性です。
「アメリカに住んで中国人のコックをもち、日本人を妻にする」のが最高の幸せという世界のことわざがあります。
そのくらい、日本人女性は、世界の男の憧れです。

なでしこジャパンがワールドカップに優勝して、なでしこという言葉が世界語になりました。
「なでしこ」という名は、「子供を撫でたくなるように可憐で可愛い花」という意味です。

■大和撫子

「大和撫子」は、従順で可愛く、男を立ててくれる女性という意味でしょうか。
確かに世界的レベルでは、日本人女性はその通りだと思います。

しかし、現実にどうしたら日本人女性が大和撫子になってくれるのでしょうか。
それは文字通り、パートナーが女性を「撫でてあげる」ことによって大和撫子になってくれるのです。これは間違いありません。

■快原則

じゃあどうやって「撫でるのか?」ということですが、これは私の専門です。
人間が快を感じる原点は、実は「お母さんの子宮の中にいたころの胎児のとき」にあります。
胎児のときの子宮の中は、快感の快や愛情の原点なのですね。
人間ばかりでなく子宮の中で育つ哺乳類は、みなその傾向があります。

私は、「快原則」と呼んでいますが、子宮の中にいた胎児の状態を感じさせるのが、快感、癒し、愛情を感じるキーです。
子宮の中というのは日に心地いいらしいですね。包まれていて、温かく、ふわふわ浮いているのが心地いいのですね。
ですから快原則は、「包んで、温めて、揺らす」ことです。
これって実は、日常皆さんが普通にやっていることなのです。何だと思います。

■握手

そうです。「握手」ですよ。握手するときどうしますか。
ちょっと隣の人と握手してみてください。

次に「相手は嫌な人」と思って、愛情を込めないで握手してください。
変な実習ですけど、愛情を込めないというとどうしますか?
手を包まないでしょ。握らないでしょ。力を込めないでしょ。優しさを込めないでしょ。

次に愛情を込めた握手はどうしますか?
片手だけでなく両手で、ぎゅっと手を包もうとするでしょ。
選挙の時の議員さんの姿ですね。

「愛情を込めて手を包む」これが第一ですね。

するとどうなります。包んで温まりますね。そしてそれからシェイクしますね。
揺らされると気持ちいいのです。
思いを伝えるときは、シェイクして握手します。

「包んで温めて揺らす」が快原則で、癒される触れかたの基本です。

■抱

「抱」という字はどう書きます?
そう「手で包む」ですね。
握手は手を包みましたが、からだのどこでも握手をするように愛情を込めて包めば、癒されて元気になるのです。

では隣の方の腕を握手するように手で包んでみてください。
片方の腕だけでいいですよ。

どうですか?包んだ方の腕と包まない方の腕を比べてみてください。包まれた方の腕は軽くなっているでしょう!

■ふれあいと手当て

これくらい「触れること」は人を元気にするのです。これが「手当て」です。
手当てをしたり、されたりすると元気になります。

ふれあうっていいですね。民謡でも相手とふれあうでしょ。
これがいいのです。これが皆さんの元気・健康の素だと思います。

女性を愛されているのを感じていると幸せを感じる生物ですから、愛している人にふれてもらうのが一番いいのですが・・・
今はどなたに愛されていますか?
氷川きよし?お孫さん?それとも隣のおじさん?治療院の若い先生(笑)

いやもちろんご主人ですよね。

まあ、それはともかく、手で包む、手当てする、これが発展して、マッサージ、指圧・鍼になってくるのです。

■気は日本人長寿のキーワード

マッサージ・指圧は、圧のエネルギーを使います。
西洋医学と東洋医学が決定的に違うのは、「気というエネルギー」を大事にして使うことです。
ただ単に、ツボを押すのではなく、そこに気という治療のエネルギーを使い、経絡と呼ばれる気の流れる経路を使うのです。

気は日本人長寿の「気(キー)ワード」の一つです。

元気、天気、電気、気が合う、やる気など日本語には多数の気の言葉があります。
この気というのは、もともとは東洋医学の言葉なのです。
気というエネルギーは実際に存在します。みなさん体験できます。

■気の体感

では、今日はみんなで体感してみましょう。
右手のひらを相手の左手のひらの上にのせて、左てのひらを相手の右てのひらの下においてください。
そして輪になって気を左手で受け取って右手に流します。

どうですか?ピリピリした感じが分かりますか?
これが気です。この気を使って、私たちは病気を治していくのです。

この「気」の文化が日本の持ついいところであり、それが日本人の長寿を作っているひとつの大きな理由だと思います。

■気遣いは日本の所作

気は病気を治すばかりではありません。
合気道、剣道、柔道、華道、茶道など日本の武術・芸事にも相手の気を察する、気遣うことが大切な教えになっています。

何も言わなくても、阿吽の呼吸で相手の思っていること、考えていること、行動することが分かってしまう。
これも「気」の文化があるからですね。

踊っているとみんなの気が回ってきて、相手の気を受け取って、自分も相手に与えてみんなが「元気」になってゆくのです。

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