謹賀新年 なおし家 鍼灸院通信 創刊号:話題のファシアと鍼の関係とは?

おかげさまで西荻窪に開院して前進の身心健康堂時代も含めると、今年で26 年目を迎えます。本年より、これまでなおし家にご縁のあった方を中心にして、「なおし家 鍼灸院通信」をお送りすることにいたしました。

昨年は新天皇が即位され平成から令和に元号が変わりました。新天皇ご即位のときのお言葉では、平和という言葉が3 回使われました。やはり国に戦争がなくて平和な世を保っていくことは一番大切なことですね。

個人に関して言えば、身心の健康が保たれないと自身の平和を実感することができません。なおし家通信では、皆様の身心の健康にお役にたてるような記事を定期的にアップしてまいります。

(写真のT シャツは養成講座8 期生のあいさんが作ってくださいました。)

謹賀新年 なおし家 鍼灸院通信 創刊号

なおし家 鍼灸院通信創刊号PDF版(ファイルサイズが、2.34MBと大きいため、ダウンロード時は通信環境等にご注意ください。)

~角谷院長が語る~
今、話題のファシア(fascia)となおし家 鍼灸院の鍼との関係は?
昨年、TBS のテレビ番組「朝チャン」や、NHK の「美と若さの新常識~カラダのヒミツ~ファシアで解決!」という番組でも特集されたのが、今話題のファシア(fascia)。このファシアについて知っておくことは、健康を意識する上で大事なことです。「ファシア」とは簡単にいえば、「」のこと。ここで言うファシアは、筋肉を覆う「筋膜」のことを言います。特に、この「筋膜」については、なおし家オリジナルの二大鍼法と大いに関係があるので、わかりやすく説明していきましょう。

―「膜」ということは、体の部分を包んでいるということですか?
院長 そうです。筋肉だけでなく、骨や血管、臓器も膜で包まれています。人間だけでなく、生物はみな、それらが膜に覆われています。

―「ファシア(膜)」の特徴とは?
院長
 ファシアは、主にコラーゲン繊維と少量のエラスチン繊維でできています。コラーゲンなのでねっとりしていて伸び縮みできる糸なんですね。
そんな糸が布のように重なって膜になっているわけです。だから、体の動きに合わせてハンモックのように形を変えたりできるわけです。椅子に座
れば、お尻が変形し、立てば元に戻ります。これは、コラーゲンが形を変えられて、元の形を復元できるからです。

―「筋膜のコリ」とは、いわゆる首コリや肩コリ、背中のコリのことですか?
院長 そうですね。まだ慢性化していない時に感じる初期の肩コリなどは、筋膜がこっているということになりますね。朝起きた時、腕をう〜んと伸ばして背伸びしますよね。これって同じ姿勢で7.8時間寝ていたため、筋膜がよじれて軽くこったので、背伸びして筋膜のよじれをとっているんです。日中、パソコンに向かって長時間同じ姿勢をとっているときも、首から肩、背中に筋膜のコリがおこります。筋膜のよじれによる「筋膜コリ」です。それが、初期の首コリ、肩コリ、背中のコ
リの正体です。

―その筋膜のコリをどのように施術するのですか?
院長 こっている体の表面を手などを使ってコリをほぐす方法もありますが、なおし家 鍼灸院では、鍼を使って施術しています。毛玉のようになった筋膜のコリ(よじれ)に鍼先を当て、そのコリを溶かしてゆく技が、なおし家 鍼灸院独自の「筋膜鍼法」です。」

―なおし家 鍼灸院オリジナルの『筋膜を溶かす鍼』とは?
院長 一般的に行われている鍼は、いくつものツボに鍼を刺して10 分か20 分間そのまま置いておく方法(置鍼)です。それに対してなおし家 鍼灸院では、ひとつのコリに対して一本の鍼で、鍼を内視鏡のように使います。筋膜がよじれて固まりになっているところの表面に鍼先を当てて、コリの変化を感じながらコリを変化させるのです。すると固まりがフワッと溶けます。筋膜のコリを溶かすのが、なおし家 鍼灸院オリジナル鍼の方法のひとつです。

―その表面のコリがひどくなって、慢性化するとどうなるんですか?
院長 筋膜のよじれでできた糸玉のようなコリは、筋膜の端にまで伝わり、筋膜がついている骨ぎわの腱がこって、かたくなるんですね。
そのコリが慢性化してくると、重い、痛い、しびれるなどの症状が出てきます。

―その慢性化した骨ぎわのコリに対する施術は、『筋膜鍼法』とは違うのですか?
院長 筋肉よりも奥の骨ぎわにまで、鍼をします。骨ぎわの腱のコリに鍼をしてコリをほぐして元の状態に戻す。これが「深層筋鍼法」という療法です。かたくなりすぎている腱は、鍼を打っても感じませんが、鍼のひびきがおこるまで丁寧に鍼を行います。その鍼やひびきについては、患者さんによっていろんな表現をされます。「奥の届かないところのマッサージ」とか「電気がはしった」など。
鍼のひびきがおきて、腱のコリがほぐれると、長年悩んでいた痛み、重さ、しびれなどの症状がとれてきます。これが「深層筋鍼法」のやり方です。

―まとめ
(1) 表層の「筋膜コリ」は鍼で溶かす(筋膜鍼法)
(2)深層の「骨ぎわの腱コリ」は鍼でひびかせてほぐす。(深層筋鍼法)
これが、なおし家 鍼灸院の二大鍼法で、それによって筋肉を元の状態に戻していくというわけです。

イラスト: すがこ( 院長の妻)
院長似顔絵: 養成講座8期生 あいさん

鍼灸院:施術手順

  1. 治療
PAGE TOP