前編:パニック症を克服!夫婦で取り組んだセルフケア
なおし家ゆかりの人対談 第8号:
鍼灸師の中島 愛さん

今回は、患者さんで鍼灸師でもある中島愛さんとの対談「前編」です。
彼女は9年前に突然パニック発作を起こされ、その後数年パニック症と付き合ってこられました。が、今はすっかり回復され、待望の元気なお子さんも生まれて、新米ママとして奮闘中です。
回復された要因には、ご主人とお二人で取り組まれたセルフケアも大きく貢献しているのですが、そのあたりのお話も楽しくお聞きできました。
誌希君の愛らしい笑顔に終始和やかな雰囲気で、院長も顔が緩みっぱなしの対談でした。(すがこ談)

 

ー旅行中、初めてのパニック発作


院長
「今日はご主人と誌希君にも来ていただいて大変嬉しいです。誌希君、可愛いですね~」

すがこ「院長は、最近すっかりじいじになってきました(笑)今日はご家族でおいでいただきありがとうございます」

愛さん「こちらこそ、お声をかけていただき嬉しかったです。よろしくおねがいします」

院長「早速ですが、愛さんが最初にパニック発作を起こされた時のお話から伺えますか?」

愛さん「2013年12月、こうちゃん(ご主人)と3ヶ月間、南米旅行をしたんです。ペルー、ボリビア、エクアドル、チリなどを回って、最後に私の大好きなバリ島に行きました。
そして帰国する日の数時間前でした、急に発作が起きたんです。胸がバクバクして過呼吸になって、緊張して立っていられない症状で‥本当に焦りました」

院長「おー、南米に行かれたんですね。その発作はどのくらい続きましたか?」

愛さん「2時間くらいですね。ちょっと長かったです」

院長「普通は30分くらいなので長いかな、辛かったですね」

愛さん「はい、それからドクターをよんで安定剤(抗不安薬)をもらいました。薬が弱めだったからかあまり変わらなくて、その後、同じホテルの日本人からもらった安定剤でようやく落ち着いたんです」

昂介さん「そのまま現地で一泊するより、とりあえず日本に帰ろうと帰国しました」

すがこ「異国の地で大変でしたね。それまで全く何もなかったのに、急に発作が起きたのは不思議ですね」

愛さん「今思うと、旅自体は楽しかったんですけど結構緊張もしていたし、長旅で疲れていたのかなって思います」

昂介さん「旅に出ると現地の美味しいものを食べるから、けっこう食べ過ぎていたこともあるかな」

愛さん「ええ(笑)かなり腸に負担がかかってたと思います」

ー帰国後、心療内科で薬を処方される


院長
「日本に帰ってからはどうでしたか?」

愛さん「飛行機で眠って、翌朝日本に着いたら何ともなくて“あれは何だったの?”って感じでした。でも心配だったんで内科に行きましたが、わからないと言われて。じゃあ、心療内科なのかなと思って地元の心療内科に行ったんです。症状を伝えたら、『パニックですね』と言われて、お薬を処方され1年くらい飲んでました」

すがこ「お薬を飲まれていたその頃、パニック発作のような症状はあったんですか」

愛さん「その頃の症状としては、電車の中で少しドキドキするくらいの小さいもので、バリ島で起きたような発作はなかったです。でもお医者さんに言われた通り飲んでました」

院長「お薬は何を飲んでましたか?」

愛さん「ソラナックスを1日3回、寝る前にパキシル、頓服としてリーゼです。それは約1年くらい飲んでました」

 

ー病院を変えて薬を減らす


愛さん
「その後、引っ越した先にクリニックがあったので、そこに病院を変えたんです。院長先生も多分ご存知の、森下クリニックです」

院長「あ~、森下克也先生。知ってますよ」

愛さん「そこでは、薬を減らしましょうと言われ、パキシルをやめてソラナックスも毎日でなく頓服みたいにしていきました。減薬したせいなのか、その頃から少し発作が出ることもありましたね」

すがこ「どういった発作ですか?」

愛さん「今思うと、コーヒーの飲み過ぎだったかなと思うんですけど、ひとりで出かけた帰りの電車でドキドキしてしまって。私はコーヒーに反応するみたいなんですよ」

院長「コーヒーも交感神経を緊張させますからね」

愛さん「そうなんですね。森下クリニックには妊娠するまでお世話になりましたが、後半は漢方薬を処方していただいて、薬はほとんど飲まなくなっていました」

 

ーなおし家に通うように


すがこ
「その後、なおし家にいらっしゃるようになったんですね。きっかけは何だったのですか?」

愛さん「少し恥ずかしいのですけど‥。ある時、痔になって初めて入院し手術をすることになったんです。その時、“脊髄麻酔ってなんだ?”っていう恐怖でドキドキでした。体も冷えていて体調もあまり良くなく、家にいてもドキドキしてしまって。それで術後、なおし家を探して通うようになりました」

院長「初診が2017年3月でしたね。(カルテを見ながら)初診時の症状としてはお腹、特にみぞおちの所が硬かったですね。みぞおちのコリは心臓を圧迫しやすいので、ドキドキしやすいんです」

愛さん「院長先生が『治りますよ』と言って下さったので、安心したのを覚えてます」

ー毎日のセルフケアで緊張が取れてくる


愛さん
「院長先生から『お腹が硬いですね。腸の調子を整えることが大事ですよ』と言われたので、毎日ちゃんと真面目にセルフケアをやりました。腸が悪いから痔にもなるとも教わりました」

すがこ「どんなセルフケアをされたんですか?」

愛さん「お腹を揉むこと、ふくらはぎマッサージと太ももにかけての足のほぐし。それと、みぞおちを柔らかくするというセルフケアです。それらを毎日やっていたら、緊張が取れて落ち着いてきたんですよ」

院長「そう、毎日よくがんばられましたよね」

愛さん「はい、治りたくて必死でやってました。セルフケアをやっていると、自分でも“あっ、お腹かたいな”というのがわかるようになって、そこをほぐしてケアすると、呼吸が楽になるのがわかるんです。それと発作がおきそうだなと思ったら、とりあえず鎖骨の上の所をゴリゴリすると、大きい発作は起きなくなりました。自分で対処できるという安心感がありましたね」

院長「そう、その安心感がパニック症を克服するのにとても大事なんですよ」

 

続きは後編へ

 

関連記事

  1. 長年、つらかった慢性の職業病が なおし家鍼灸院オリジナルの骨…

  2. ITの道で35年の橋本吉治さん:パソコン病や背中の山脈コリを…

  3. キッズフォレ

    ゆかりの人対談 第3号 キッズフォレグループ理事長の松原慶子…

  4. 「対談・〜なおし家ゆかりの人たち〜」

  5. 稲吉さんとの対談

    柔芯体メソッドの稲吉優流さんと対談

  6. 若さと健康を保つルーティーン:ゆかりの人対談 第7号 赤ひげ…

PAGE TOP