なおし家鍼灸院

なおし家コラム

後編:長年つらかった慢性の職業病が
なおし家鍼灸院オリジナルの骨鍼とセルフケアで劇的に変化

ゆかりの人対談 第5号
鉄道会社勤務の丸泰佳さん

前編に引き続きお楽しみください。

前編がまだの方はこちら

治療ポイントのオーダーが出せるように

院長
「丸さんは、ここをやってくれっていうポイントがわかるんですよね。最初に今日やる鍼のポイントを示してくださってそこを治療していくって感じですね。
よくダンサーとか自分の体をよく知ってる方はそういう治療の仕方ができるんですけど、一般の方でそこまで自分の体をわかってる方はそういないんですよ」
丸さん
「ええ、6 年前は、自分の体のどこが悪いか把握できなかったんですが、今はやっと、ここが悪いって自分でオーダーが出せるようになりました。
ただ素人だから必ずしもそこがトリガーポイントではないんで、あくまでも参考程度です」
よしこ
「でも、すごいですよね」
丸さん
「でも先生がすごいのは、素人の話、患者の話をちゃんと聞いてくれるところです。ここをこうしてくれないですかっていうと、そうですねって、受け入れてくれる。
例えばここですね、手の平の親指の下の膨らむとところー」

院長
「ツボ名は魚際(ぎょさい)ですね。これは丸さんに教えてもらったパソコン病で使うポイントですね
これは丸さんの治療から発見したんです。
手の甲の合谷には鍼をやるんですけど、普通魚際にはやらないんです。手の平は鍼すると痛いんですけど、悪くなると硬くなるんで、魚際に鍼しても痛くないんです」」
丸さん
「ええ、ただ、中途半端にやってコリが浮いてくるととかえってだるいので、やるなら徹底的にやったほうがいいですね。やるかやらないかの場所ですね」
院長
「でもだいぶ、他の患者さんにも使ってますよ。鍼をやらなくても指先で魚際のコリをはがすだけでも効果があります」

実践したなおし家のセルフケア

ふくらはぎをもむ

院長
「結局、症状が出ている所に鍼をするだけではあまり効果がないので、その根本原因のところからやってあげるのが大事ですね。で原因の所もやるし、悪い所もやる。
患者様は患者様で原因を知って改善する生活をしていくといいんですね、つまりセルフケアです。
セルフケアをちゃんとやると症状がひどくならないんですね。
仕事でパソコンを使ったりして凝るわけですから、その分をふくらはぎのマッサージをしたりというご自身のセルフケアが必要になってくるんですね」

よしこ
「なおし家では必ずセルフケアもお教えして、治療とセルフケアがセットなんですね。(時期がきたら)あくまでもこちらに頼らず自分で治すために。患者さんに対しては、毎週来てくれればいいや、でなくて、本当に良くなっていただきたい、という想いでやってます」
丸さん
「そのセルフケアの講義代も含まれてますからね、決して高くないですよ。私も、だんだん治療に来る周期が減ってますからね。
毎週通院してたのが、2週間に1回になり、今はメンテナンスで月に1回くらいです」
よしこ
「それって、治療者も嬉しいんですよ。毎週きつそうに来られて、セルフケアもやれてないとこちらも心苦しいというか…」
丸さん
「自分の体だから、責任を持たないとダメですよね」
よしこ
「ああ、素晴らしいです。具体的にどんなセルフケアをされたか教えていただけますか」
丸さん
「まず、最初に教わったのは、ふくらはぎの揉み方でした。次に、お腹(腸)の揉み方、その次は食事でよく噛むこと、30回噛むということですね。これは、今も実践しているので食べるの遅いですよ(笑)」
よしこ
「そうなんですね(笑)セルフケアのコツみたいのはありますか?」
丸さん
「負担に感じることはやらないで、できることをやればいいと思いますね。ふくらはぎもあまり一生懸命やりすぎると手が凝ったりもしましたけど、やってみてちょうどいいあんばいがわかってくるんですよね。私にとっては、噛むのが一番簡単でしたかね」
院長
「噛むことって、結構むずかしいんですよ。丸さんは、それをしっかり続けてくださるんで、血液の質が良くなって血流も良くなるんですね。
咀嚼は健康づくりに一番大事と言ってもいいですね」
丸さん
「よく昔から、噛みなさい、っていうのは、ホントなんですね」
院長
「かみ技(噛み技・神技)と言いますから」
丸さん、よしこ
「おお~!なるほど」
院長
「セルフケアは楽しくやるのがコツですね。やらねばならない、とそれが正しさになるとダメですね。私の経験からも(笑)」

裏に妻の存在

丸さん
「話は尽きないですが、でも先生、いいスタッフをお持ちになりましたよね」
院長
「ええ。時には言いづらいこともよしこさんはズバッと言ってくれます」
よしこ
「師匠である院長に対して、いつも申し訳ないと思いながら、なおし家を良くしていくために院長とは真剣勝負で話し合います(笑)でも院長はいつもちゃんと聞いてくださるので有り難いです」
丸さん
「そうやって、はっきり言ってくれる人って貴重ですよね」
院長
「貴重です。あの~、うちの奥さんも叱ってくれます(苦笑)」

丸さん
「はい~、奥さんそういう人の方がいいですよ」
よしこ
「丸さんの奥さんもしっかりされてるんですか(笑)」
丸さん
「超しっかりしてますよ」
よしこ
「なんで奥さんの話になるとお水飲むんですか(大笑)」
丸さん
「私の性格をよくわかってるんで、はいはい、次~っていうか。扱い方を心得ているというか(笑)」
院長
「やっぱり裏側にはちゃんと女性がいますね」
丸さん
「そうですね。やっぱり優秀な内助の功がないと。先生がここまで鍼灸師として全うできたのも、奥さまの支えがあってのことだと思いますから。そこは言葉に出してちゃんと感謝の気持ちを表さないと」
よしこ
「丸さん、わかってらっしゃる!」
丸さん
「女性は、言ってくれないと満たされないんです。男は、俺いつも思ってるんだ、と言ったって、女性はちゃんと言ってほしいんですよね。いつもありがとう、僕がここまでこれたのは君のおかげだよって。時には好きなものでも買ってあげて。
そうすることで鍼灸師としても一流、夫としても一流、人間としても一流っていうことですよね」
よしこ
「そうそう!(感激)」

院長
「そうなりたいです(照笑)本当、色々失敗しながらもここまでこれたのは、妻のおかげだと思います」
丸さん
「多分奥様が先生を信じてここまできたから、先生は今、これだけのことをやれているんだと思います。ある意味先生の才能を最初に見抜いたのは、奥様かもしれないですね。先見の目があったというかー」
院長
「ほんと、ありがたいです。」(ゴックリお茶を飲む、笑)

伊豆で

なおし家のおすすめポイントは

よしこ
「最後になりましたが、なおし家をすすめるポイントを教えていただけますか。患者さんを拝見していると、何十年も治療院を探してやっとここに来られ、人生が変わったという方もおられるんです。丸さんのように働き者で厳しい仕事をされている方に、是非なおし家を知っていただきたいと思うんです」
丸さん
「そうですね。まず、患者を本気で治そうとしてくれる所、患者の話を聞いてくれる所ですね。人の話をちゃんと聞くって簡単なようでなかなか難しいんですよ。しかも長年やってきたプロとしてのノウハウと勘どころがあれば、素人が何かを言おうとしても、いやいやそれはね、と言わせてくれない。先生の良さは、患者の話を聴いてくれて聴いたことを実際にやってみようとするところ。先生自身も患者から何かを得ようとしているところがすごいですね」
丸さん
「それとセルフケアの仕方を具体的に教えてくれるところ。これって意外とやってそうでやってないですよね」
院長
「これは、スタッフたちが作ってくれたセルフケアのチラシです(チラシを渡す)」
丸さん
「ほほ~。これはいいです。素晴らしい!正直、セルフケアってそんなに儲けにはつながらない(笑)患者さんがセルフケアをするよりも、治療に来てくれた方がいいと普通は思いますもんね。でも面白いのは、自分でセルフケアをして治せても、また別の悪い所がわかってくるので、結局、また来ることになる(笑)」
院長
「人間って、痛い所は一箇所しか感じられないようにつくられているんですね。なので、ひとつ良くなると別の悪いところを感じられるようになるんです」
丸さん
「そうそう、それはよくわかります!」
院長
「一箇所治療して良くなると、次に痛みを感じられるようになった別のところを治療していく、それを繰り返して全体が良くなると、体のメンテ
ナスに入るという感じですね。月に一回、体の疲れをとるというメンテナンスですね」
丸さん
「はい、おかげさまで最近、やっと私もその域に達しました。本当に感謝してます。これからもメンテナンスでよろしくお願いします」
院長
「こちらこそ、よろしくおねがいします」
よしこ
「今日は、丸さんのお話や体験を色々お聞きできてとてもよかったです。貴重な時間をありがとうございました」