なおし家鍼灸院

院長のコラム「記者会見を通して~藤島ジュリー氏のパニック障害で感じたこと~」

院長コラム「記者会見を通して~藤島ジュリー氏のパニック障害で感じたこと~」

すでにInstagramのほうでも掲載させていただいておりますが、院長のコラムをこちらにも掲載させていただきます。

10月2日にジャニーズの記者会見がありました。

欠席された藤島ジュリー氏の手紙が代読され、若いころからパニック障害だということが明かされました。手紙には、お母さんであるメリー喜多川氏がかなり支配的だったという、親子関係ついても言及されていました。

パニック障害の患者さんを多く診させていただいた鍼灸師の立場から、感じたことを少し書かせていただきたいと思います。

まずは、これまで何度か記者会見に出ておられましたが、よく発作を起こさなかったな、薬を服用しながらの会見だったのだろうなと思い、痛々しく感じました。あのような逃げられない場所は、まさに心身共に緊張しパニック発作を起こしやすい状況です。

パニック障害になる原因は、生活習慣による首コリ、胸コリ、食いしばりなど、からだのコリによる血流不全が7割、そしてメンタルな原因が3割だと経験上感じています。(新刊『パニック障害は鍼でなおせる』でも述べました。)

藤島ジュリー氏の場合、お母さんとの関係による緊張、不安などによって、パニック障害を引き起こされたのだと思われるので、メンタルが原因なのでしょう。ですのでお母さん(家族)との関係、それによって自分がつくった思考や自分に対するイメージ等を俯瞰して理解していくという、メンタル面からのサポートが必要なのでしょう。(メンタル面で私が感じていることも、いつか、私の経験も踏まえながら述べていけたらと思います。)

また、藤島ジュリー氏だけでなく、おそらく性被害に遭われた方々の中にも、その事がトラウマとなり、パニック障害を抱えていたり、うつ病などの精神疾患で苦しんでおられる方も少なからずいらっしゃるでしょう。

今後しっかりとした救済策をメンタル面からも受けられるよう切望します。

話を戻しまして、パニック障害は、からだの面からですと、当院で行っている「深層筋鍼法」を使い、からだの緊張をほぐすこと、首(後頭下筋群)などの深層にあるコリをほぐし、脳への血流を良くしていくこと、また、自分でできるセルフケアを実践していただくことで、それほど長くかからずに改善していけると実感しています。

芸能界に限らず、現代は心身ともに大変なストレス社会であることは間違いありません。

なおし家鍼灸院が、そういった方々のお役に立つであろうことを改めて感じました。

なおし家 かどちん

※「かどちん」とは院長の角谷の学生時代からのニックネームです。

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